ハチミツとクローバー
天才同士でくっついて高めあうドラマチックな王道をどこかで望んでたので、くそー、と思ったけど、リアルだと思います。パートナーとして家族を選んだはぐちゃんは、色々あって大人になったなーと思う。自分に近い、魅力あふれる森田。でも家族を大切にすることが当たり前のはぐちゃんには、感性優先で高めあうパートナー(森田)は違ったんだと思います。いつか、大切な人を失いたくない、と思う気持ちに森田が目覚めたら、先生ピンチ!と思うけど。最後は泣けました。みんな仲間のことを大切に思い、色々な形で精一杯を与えている。与えてもらう方も、みんな片思いだから、一番ほしい気持ちを与えてもらてるわけではないのに、それを感じ取って精一杯を受け止めている。恋の話なのに、恋愛を成就できなかったものが得られるものがこんなに大きいなんて、と、最後にはぐちゃんが竹本にわたしたハチミツとクローバーに号泣でした。
この漫画は、最初から「出会い」ではなく「別れ」を中心に描かれていた気がする。
急な別れでは無く、物語の最初からゆるゆると進んでいく「別れ」。
いつまでも仲良しの五人でべったりではなく、みんなが別々の道を歩んでいく。
登場人物の気持ちの描き方も上手いかもしれないが、この漫画は「時間の流れ」の描き方が群を抜いているように思う。
終わり方に不満を持つ方もいるだろう。
はぐの怪我に関しては、ハチクロの世界観の中では意外な出来事だったのは確かだと思う。
ゆるゆるとした世界に、突如訪れた嵐。
急激なクライマックスに驚いた読者も多かったと思う。
でも私は、これからもこのストーリーを読み続けたい、と思えるような終わり方だったと思う。
はぐはこれからちゃんとリハビリをしていけるのか。
あゆは今後ちゃんと恋愛をしていけるのか。
コメディ的要素も強いハチクロでしたが、最後にそれぞれの人物の新たな旅立ちを見送った時には、感動して涙が出ました。形は違えども、みんなが自分の大切なものを手に入れることができて、本当によかったと思います。
お互いに好きでも実らぬ恋。
圧倒的な才能のために陥る孤独感。
忘れようと思っても、なかなか忘れられない恋。
生きているといろんなことがあるけど、そういう時にそばに誰かがいてくれるって幸せなことだなあと思いました。
「この人を好きになって本当によかった」と思えるような恋を、もう1度してみたいです。
初めは舞台の「電車男」の中でちらっと出てきた漫画として
ちょっぴり気にしているくらいでした。でも人気があるのは知ってて。
そんなある日、夜中につけたテレビからアニメの「はちみつとクローバー」が…。
ほんの10分くらいしか観てないすごい切なさが伝わってきて
きゅんと胸がしめつけられるようでした。
その後転職活動のため入ったネットカフェで時間もないのに
5巻まで読破です!そしてアマゾンで大人買いです(笑)!
みんな一生懸命
みんな純粋
みんな切ない…
だからこそ優しくなれる、大切にできる。
そんな本当に素敵なお話です。
大人の方にこそぜひぜひおすすめです☆