ダイヤのA
リアルという評価が多いですが、読み進めていくとやはり漫画的設定はちらほら見受けられます。
轟雷市の設定とかありえませんし(読めばわかる)、1年坊主が上級生にタメ語を使えるわけもない。
それでも読んでいて「ずこーっ」とならないのは、バッテリー間のやり取りがとても丁寧だからでしょうか。
どのタイミングでどんな変化球を使うか、どんなコースを突くか。1球1球丁寧に描かれます。
守備位置でのプレッシャーのかけ方、バッターのバッテリーへのプレッシャーのかけ方。これらもとても丁寧に表現されています。
引っくり返すと、丁寧すぎて話の進みが滅茶苦茶遅いです(いつまで1年やるんだ……)。これが、この漫画の最大の難点かな。
今のところ星をマイナスするほどのドン引き要因が見当たらないので、星は5つで。
もう一度書きますが、決して「リアル」な野球を描いた漫画ではありません。でも、リアルに近いものが楽しめる……と思います。
特に、野球の醍醐味はバッテリー間の配球にあると思う人は是非読んでみて下さい。
今迄読んだスポーツ漫画の中で、2番目に面白い作品でした(1番は、某サッカー漫画です)。
良く出来ている熱血野球漫画です。この面白さが最終巻まで続いて欲しいな。
前々から書店で見かけてて気になってたんですが、購入はしぶってました。
やっぱりスポーツの漫画って、女子にはしっくり(?)こないものもあったりするものなんで…。そんな考えは私だけかもしれませんが。
それで結局、ココのレビュー好評だったんで、買ってみることにしたんです。
自分の高校の野球部が甲子園に近い位置にあったのもきっかけになったんですけど。。
いや、本気で買ってよかったと思います!
人によっては、そんなに評価良くない方もいらっしゃるようですが(やっぱり好みですしね。)、一冊読んだあとの興奮がたまりません!本気でドッキドッキします!!(笑)
特に今までプロ野球選手の試合とか、甲子園とか興味があったわけでもない。
ただ、自分の学校の野球部の全校応援に行ったぐらい。
ルールなんて、当たり前に詳しくない。(一般常識程度ならありますけど…)
それどころか、スポーツ漫画を手に取ったこともない。
そんな人間でも充分、楽しめました!
絵にこだわる人でも大丈夫だと思います。
女子には、ちょっと野球に関心をむける、そんなきっかけになるかもしれません。
まずは一巻、手にとってみてはいかがでしょう?
スペシャルすぎる人物も技も出ないまじめな野球漫画である能力に特化した田舎のエースが名門校にスカウトされて苦悩する甲子園に出る厳しさと初心者でも読みやすいように基本的にルールの理解も危うい主人公が成長しながら
色々と学んでいく姿は素晴らしい書き方しかし名門校に入った主人公の苦悩や
甲子園に出るまでの様々な難関も描き玄人も読み応えがある。
今連載中の野球漫画ではNO1の作品主人公の性格もとっつきやすく応援したくなるし周りのキャラもそれぞれ個性的で楽しいこれから彼らの活躍が楽しみでしかたがありません!
最終巻まで付き合います
20巻以上出てる少年野球漫画がふと目に入った。長い事少年スポーツ漫画には興味を失っていたが、一読して驚いた。これは自分が理想としていた少年野球漫画に限りなく近い。
少年野球漫画の体を成しているがこれほどリアルな野球描写をしているマンガは初めてである。
公式戦の描写で試合実況調の吹き出しが無い。これは今まで野球マンガに対して感じていた
個人的は不満を解消してくれた。5年間甲子園から遠ざかっている野球名門校という設定も良い。
PL学園みたいな寮生活がリアルに描かれている。ケガに潰される球児とか台湾から語学留学で日本に来た進学校の球児とか名門私学の選手層の分厚さに圧倒される都立校とか借金まみれの原親子みたいな連中とか野球が突出してうますぎて田舎で孤立していた一年生とかベスト8目前で足元をすくわれる超名門校などなどリアルなエピソードが全編にちりばめられている。
一年生降谷は帝京の伊藤を彷彿とさせる。伊藤は一年生の時148'`のストレートを投げて驚かせたがその後完全に伸び悩んだ。降谷はどうなるのだろう?突出した才能で中学時代に孤立していたエピソードはうますぎていじめられていたという桑田真澄を彷彿とさせる。
主人公の沢村は少年漫画のステレオタイプ的キャラだが投球フォームは明らかにSBの和田がモデルだろう。試合展開などは経験者でないと描けないリアルな描写が続き、延々と試合を描き続けるつまらない少年漫画的描写とは一線を画している。それゆえ野球の知らない人にはついていけない部分も多々ある。長々と書いてしまったがとにかく一押しの野球マンガだ。
ちなみに自分の好きなキャラはクリス先輩だ。
付け加えると高校球児がしている異様な髪型すなわち丸坊主でないのも爽やかでいい。
全員丸坊主の高校野球というのはどう見ても高校生らしくないし危険だと思う。